不動産経営に大企業が入ってこないのは何故か?
不動産経営は、大資本がどうして入りこまないのですか? というご質問がありました。
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不動産経営は、農家と同じニッチな分野で、大資本が入り込みにくいです。
銀行融資における格付け
金融機関における、企業の格付けは、どのように決まるのですか? というご質問がありました。
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いわゆる融資の五原則のうちの安全性、収益性、成長性の主要な指標と、返済能力をコンピュータが計算して判定しています。
例えば、安全性は自己資本比率や借入金依存度、収益性は売上高経常利益率や総資本回転率、成長性は売上高増加率や経常利益増加率、などをみます。
返済能力は債務償還年数、インタレストカバレッジレシオ、などをみます。
これらを各行が、独自の配点や採点方式でコンピュータ処理し、格付けをはじきだしています。
細かい配点や採点については、守秘義務の範疇となりますので、一般には公開できません。
(企業の格付けロジックは、銀行員でさえも、ほとんど知らされてませんので、本件は、不動産経営者にとって、ものすごく貴重な情報になるかと思います。本文の内容は、複数行の格付けロジックを参考にして、記述しています。)
(不動産経営者の場合は、自己資本比率、売上高経常利益率、債務償還年数、を意識していれば、良いかと思います。赤字決算だと成長性や収益性、返済能力を同時に毀損しますので、そうならないようご注意ください。)
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区分は一棟物件と比較して本当にダメなのか?
区分マンションは、戸建や一棟物件に比べて利回りが低く、持ち出しがあるとされて、不動産経営者からは敬遠されがちですが、銀行から見るとどうでしょうか?というご質問がありました。
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確かに、表題のような意見は、誰からも聞きますし、定説のように語られています。
区分マンションが利回りが低い、というのは、管理費や修繕積立金を毎月、支払っているからで、これを原資として、管理組合が、共用部分の日常的なトラブル対応や、大規模修繕を行なっています。
これに対して、戸建や一棟物件についてはオーナーがすべてを行なわねばなりませんが、メンテナンスを放置しているケースがほとんどです。
銀行には、よく、不動産経営者から、雨漏りにかかわる屋根補修や、外壁、共用部分の塗装など大規模修繕にかかわる、何百万かの設備資金申し込みがあります。
これらのメンテナンスにかかる費用を考慮しなければ、戸建や一棟物件の利回りが高いのは、当然のことです。
むしろ、利回りについて、本当の姿を知りたいのであれば、戸建や一棟物件のメンテナンス費用も含めて、比較検討する必要があります。
(大規模修繕は、規模の大きい一棟マンションですと、何千万、という費用がかかり、一年分の家賃は軽く、吹き飛んでしまいます。)
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誰でも赤字の仕事などやりたくない
リフォームなどで、他人に仕事を頼んでおいて、値段を安くしろって言うのは、おかしいと思うのですが? というご感想がありました。
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優秀な経営者はコンサルをやらない
優秀な経営者はコンサルをやらない、というのは本当でしょうか?というご質問がありました。
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これは、一般的に事実です。業種を問わず、優秀な経営者は、自社の事業に専念してあちこち飛び回り、とても忙しいので、コンサルはやりません。儲かっているので、他人のことなど、かまっていられないのです。
ですが、断れないご縁で、まれに講演会をやることがあります。優秀な経営者が講演会をやるというのは貴重なことですので、そういう機会を見つけたら、ぜひ、足を運んで聞いてみたいものです。
これに対して、普段からコンサルや高額セミナーをやる人というのは、自分で事業をやらないで儲けようというわけですから、経営者として優秀ではありません。
①自分が儲かっていない、②自身の事業がうまくいってない、③会社を経営したことがない、④目立ちたがり、⑤嘘や誇張が多い、という場合が多いでしょう。
セミナーでは体裁や聞こえの良いことを言いますが、最後には必ず、私にご相談ください、と締めくくります。もしくは、高額な情報商材や個別相談へと誘導します。
しかし、経営者としての強烈な成功体験を持ってないし、嘘や誇張が多いため、相談したところで大して役に立たないし、うかつに足を踏み込むと高額なコンサル料を請求されてしまうので、注意が必要です。
(全国各地から声がかかって、一年中セミナーをやっているコンサルもいます。その一方で、相談業務が下手だったり、部下任せだったり、顧客との意思疏通や連絡体制が不十分だったりで、会社運営に問題があるところもあります。)
(コンサルタントというのは自称の肩書きですので、誰でもすぐに名乗れます。就職した会社を辞めて、昨日までニートをやっていた人でも、やれます。あちこちの団体や組織の無料セミナーに参加して情報を集めようとしたり、セミナー申し込みだけして当日欠席し、後から配布資料がほしいなどと、問い合わせてくる傾向があります。)
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倉庫や車両の融資はでるか?
旅館やホテル業は儲かるのか?
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旅館やホテル業は、売上が年々下がり、人件費や経費などが年々上がって、借入金の金利負担も重く、収益をじわじわと圧迫される業種です。
オープンから1、2年目をピークとして、売上は徐々に落ちていきます。周辺に強力なライバルができると影響を受けやすく、稼働率も落ちます。
賃貸よりも建物の利用が荒く、内装の劣化や設備の老朽化が早いため、修繕や修理にカネがかかりますし、
オープンの時は手探りだった業務フローが確立する頃になると、経費が多くかかるようになります。従業員の人件費も、年々上がっていきます。
一方で、旅館やホテル自体の目新しさがなくなっていきますので、何も対策をしないと、売上は年々落ちて、ジリ貧になります。
客を引き寄せるためにリニューアルして、銀行から設備資金の融資を受けたとしても、売上がそれほど伸びるわけではないので、金利負担が重しとなります。
(資金繰りが悪化し、倒産する原因となります)
1、2年目のピークの売上だけを見て、旅館やホテル業は儲かる、と勘違いしがちですが、中長期的に見ると、経営はどんどんと厳しくなります。
大手ならまだしも、中小だと苦戦を強いられます。事業者としてのセンスや、経営手腕が問われます。
旅館やホテル業がそういう状況ですから、民泊や簡易宿所についても、同じことが言えます。
1、2年目の一番良い時の売上だけを見て、儲かる、と宣伝するコンサルがいるようですが、そういう人たちは、10年、20年という長いスパンでの経験がなく、先々どうなるかが見通せてるわけではないので、注意が必要です。