新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

無担保無保証融資は、減額になりやすい

  不動産経営をしていて、無担保無保証融資を申し込んで承認されましたが、融資額を減額されてしまいました。というご感想がありました。
 

読み進める前に、クリックして応援をお願いします‼️

 


不動産ランキング


  無担保無保証融資を取り扱っているのは、民間金融機関ですとカードローン、政府系金融機関ですとマルケイ融資、などがあります。

   銀行融資で、無担保無保証というのは、返さなくていい、という意味でもありますが、返さないと当然、信用に傷がつきます。銀行との継続的な融資取引を希望するのであれば、きちんと約定返済すべきです。

   マルケイ融資は国の制度融資で、無担保無保証(代表者の保証も不要)でリスクがあるにもかかわらず、金利も全期間固定で1%前後と、

  金融の常識ではありえない、破格な条件で借りることができます。

(ライバルとなる、民間金融機関のカードローンは最低でも金利6〜7%です)

 最寄りの商工会議所や商工会で相談を行なっていますので、運転資金でチャレンジしてみるとよいかと思います。

   なお、融資希望の金額で申請しても、審査の結果、表題のように、減額されることがあります。(運転資金ですと、月の家賃収入の1〜2倍が限度です。不動産賃貸業の運転資金に対しては消極的ですが、チャレンジしてみる価値はあります。融資を減額するのは、公庫のお得意芸ですw)

    (無担保無保証融資は、民間金融機関では取り扱わないので、審査ノウハウが蓄積されにくいです。1000万以下の小口融資が対象となり、非効率なうえにリスクがあるので、やりたがらないのです)