制度融資は、手続きが簡単で使い勝手のよいものを選ぶとよい
国や都道府県、市や区の制度融資を選ぶ時には、どのようなところに着目するとよいですか?というご質問がありました。
制度融資は、日本政策金融公庫や民間金融機関、都道府県の信用保証協会、市や区の産業振興課によって、担われています。
(企業の実態や融資の現場を知らない役人たちが頭の中で思い描いて、きっとこういう条件に当てはまる事業者がたくさんいるだろう、という妄想で造られたのが制度融資ですから、該当事業者がおらずほとんど使われない制度融資も混じっていて、玉石混交です。今、流行りのコロナ融資も、国や都道府県の制度融資です。)
融資申込者から見れば、融資を受ける時に一番気になるのは、融資金額、融資期間、借入利率の3つの要素だけかと思います。
ですので、上記の3点が優れたものを選択するのが良いですし、たくさんある中から、なるべく手続きが簡単で、使い勝手の良い制度融資を選ぶべきです。
国(日本政策金融公庫)の制度融資は、公庫が窓口となり融資申込者との二者間で完結しますから、一番シンプルで、使い勝手が良いです。
商工会議所や商工会が窓口となるマルケイ融資も、公庫と融資申込者の連絡を取り持ってくれますので、三者間ではありますが、使い勝手は良好です。
これに対して、市や区の制度融資は、産業振興課が窓口となります。
信用保証協会の審査がありますし、民間金融機関での融資手続きも、別途必要です。四者間での手続きや調整となりますので、借入利率は一番低いかもしれませんが、融資申込者から見れば、一番面倒です。
(信金以外の民間金融機関は、市や区の制度融資の取り扱いに、慣れていません。融資担当者にとっては、他市や他区に異動すると使えない知識ですし、手続きがやたらと複雑で分かりにくく、積極的に取り扱うメリットも少ないので、やりたがらないのです。
市や区の産業振興課は、お役所そのもので、一度に言わず、ああしろ、これじゃだめ、あれ持ってこい、と何度も振り回されてしまいます。)
いつも応援ありがとうございます。
クリックしてランキングを確認
していただけると励みになります。
健美家さんに、ご紹介いただきました。
自己資金9,000万円!現役金融マン・新築フロンさんが新築アパート投資を始めた理由【前編】|不動産投資の健美家
気付けば社長の年収越え。現役金融マンの新築フロンさんが新築アパート投資で一番大切にしていること【後編】|不動産投資の健美家