新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

銀行融資で、一番悲しくて残念な貸出先はどういう状況か

  銀行が融資をする時、一番悲しい、残念だなと思う企業の財務内容を教えてください、というご質問がありました。

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    企業で一番悲しい、残念だなと思うのは、①従業員の給与の方が高くて、代表取締役(経営者)の方が少ない、という場合です。

 

    たくさんの人を雇って人件費が何千万と計上されているのに、役員報酬が300万くらいだとしたら、とても悲しくなります。

 

   人をたくさん雇っているので、たしかに社会貢献してますが、社長ご自身の報酬が、普通のサラリーマン以下だとしたら、何のために苦労して昼夜問わず働いてるのかがわからなくなります。

 

   また、②営業利益は出ているが、経常利益がなく経常赤字、となっている場合も、とても悲しくなります。せっかく会社として、本業で利益を残せているのに、銀行に支払う利息が過大なために、会社としての利益を残せていない状態だからです。

 

  まるで、銀行に毎年利息を支払うためだけに、会社を運営してる状態にも見えますから、とても悲しくなります。

 

   えー、そんな企業ってあるんですか?と思われるかもしれませんが、  融資の現場では普通によく、見かけます。

 

    会社として利益を残せてない、ということは融資残高が減らない、ということですから、何年かに一度、融資の借り換えをしなければ、会社の資金繰りがショートしてしまうのです。

 

    不動産経営者で、趣味か道楽の延長線上で、他の事業をやってみたい、と安易に考えてる人を時折、見かけますが、他の事業はとても過酷ですから、よくよく考えてから取り組むようにしていただきたいと思っています。

 

    (はっきりいっておきますが、不動産賃貸ほど気楽な稼業はありませんよw

    デットクロスがどうとか、黒字倒産になりそうだ、とか、実際にありもしない呑気なことを言ってられるくらい、時間に余裕があるわけですからね。)

 

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健美家さんに、ご紹介いただきました。

 

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