運転資金を約定返済するというのは矛盾してないか
運転資金というのは、本来ならばどの企業でも必要不可欠な資金だと思いますが、どうして毎月、返済しないといけないのですか?というご質問がありました。
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これは、ご指摘の通りです。業種を問わず、運転資金は、月商の2倍程度は必要不可欠です。
確かに、昔は、運転資金借入の時には、手形貸付、という形で利息だけを支払って、一年後に、期日一括返済するというのが多かったです。もちろん、期日一括返済などできませんので、一年後に同じ金額で融資実行し、既存の借入を同時に回収する、という手法をとりました。
これを、単名のころがし、と呼んでいました。
単名のころがし|fromHC金融用語集|機関投資家・資産運用業界向け資産運用総合情報サイト【fromHC】
しかし、1997年前後に金融不安が起こり、1999年ごろに、都銀に金融検査マニュアルが先行導入されたときに、こういったころがし、は実際には返済してないのだから、不良債権ではないか、と金融検査で指摘されました。
そこで、期日一括返済の手形貸付をやめて、約定返済の証書貸付へと移行した、という経緯があります。
もちろん、運転資金を返済してしまっては困りますので、半分以下になったら借り換えて、新規を実行して既存借入を同時に回収する、という形をとることになりました。利息だけ払って、お金を永遠と借り続ける、というイメージです。
(残念ながら、不動産賃貸については、当月末に翌月の家賃を前受けするので、運転資金を認めない、という保守的な金融機関が多いです。飲食業など現金商売も、運転資金を認めない保守的な金融機関が多いです。)
(融資を受けて、手元資金を潤沢にする、というのは、悪いことではありません。ご安心ください。不動産賃貸業に対して、運転資金の融資をこばむのは、アパートローンがなかった時代の、古い銀行の体質、です。
運転資金は、銀行への説明の仕方が問われますが、不可能ではありません。私も個人的に借り入れしております。)
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