銀行は、競売で落札した物件に融資したいと思うか
銀行は、競売で落札した物件に融資を出しますか?というご質問がありました。
読み進める前に、クリックして応援をお願いします‼️
これは、銀行によっても、支店によっても、担当者によっても、物件(エリアも含めて)によっても、対応がわかれるのではないかと思っています。(一律的な対応がない、ということです。)
競売に出される物件というのは、売主側の事業経営が破綻している(いわくつきである)のが基本ですから、
家賃収入は全額、赤字の本業に流用して使われてしまい、建物の内外をメンテナンスする余裕資金がなく、物件が痛んでいることでしょう。
リフォームしなければ、退去後の新規入居もないでしょうから、全空あるいは半空のまま放置されているかと考えられます。
そのような状況で、銀行側が長期の10年、あるいは20年という単位でのアパートローンやプロパー融資を出すというのは、様子を見たいはずですから、通常は考えにくいです。
(買い手側の経験や実績、物件の状況や状態にもよるでしょうが、本部のローン承認がおりたら、という反応次第でしょう。
エンド向けの住宅ローンが使える、戸建や区分の方が取り組みやすそうです。)
私が担当者であれば、短期の1、2年、あるいは長くても5年で完済できるような条件で、リスクもありますから、金利は通常より高めの3%〜4%くらいで貸し出したいと考えます。
つまり、どちらかというと、不動産業者向けの運転資金(プロの再販業者の商品仕入資金)として、貸し出したいと思うでしょう。
このくらいの短期の融資期間ですと、どんなに利回りが高くても、家賃収入からの全額返済は厳しいですから、リフォームやリノベをして、入居付けして、エンド向けに売却する、というのが道筋になるのかと思います。
返済条件も、売却資金による期日一括返済(融資期間中は、利息のみ支払い)にしたいです。
融資形態としては、個別対応か、あるいは、当座貸越の極度枠で、例えば、5000万円までならばいつでも貸し出しますよ、という運転資金での対応、となるかと思います。
過去の販売実績がたくさんあり、売却益により純資産が積み上がってなければ、当座貸越の極度枠は設定できませんので、普通の大家さんレベルだと、個別対応になります。
いつも応援ありがとうございます。
クリックしてランキングを確認
していただけると励みになります。
健美家さんに、ご紹介いただきました。
自己資金9,000万円!現役金融マン・新築フロンさんが新築アパート投資を始めた理由【前編】|不動産投資の健美家
気付けば社長の年収越え。現役金融マンの新築フロンさんが新築アパート投資で一番大切にしていること【後編】|不動産投資の健美家