不動産賃貸業で黒字倒産は存在しない
融資とは何か、と言われたら、私ならば、水道の蛇口、と答えます。しかし残念ながら、銀行員でさえほとんどが、それを理解できていません。
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企業を、一つのバケツと考えてみましょう。バケツには、水道の蛇口と排水口があります。
水道の蛇口、というのは、バケツのなかに水(お金)を貯める手段です。排水口からは、費用や約定返済、物品購入や設備購入などで、水(お金)が外に出ていきます。
バケツの中の水が一瞬でも干からびてしまうと、お金がなくなって資金ショートし、倒産してしまいます。
企業というのは、そうならないように、常に水(お金)が残っている状態を保とうと懸命に努力しています。
①売上、というのは水道の蛇口の一つです。②融資、や、③代表者借入、も水道の蛇口の一つです。
つまり、中小企業には、3つの蛇口があります。
(大企業ですと、④株式市場からの資金調達、という4つめの蛇口、があります)
企業が赤字、という場合、排水口からの水の流出が大きくて、①売上、という水道の蛇口からの供給が追いつかない状態です。
そこで企業は、②融資や③代表者借入、という、水道の蛇口をひねることで、水を供給して倒産を免れようとします。
つまり、企業は、たとえ赤字でも、②融資や③代表者借入、という水道の蛇口が永遠に使えるならば、バケツが干からびることはありませんから、倒産しないということです。
不動産賃貸業でよく、黒字倒産、とか、デッドクロス とかを言う人がいますが、過年度からの黒字のおかげで、バケツにはすでにたくさんの水がたまっているはずですから、干からびることはありません。つまり、倒産しません。
もし足りなければ、②融資や③代表者借入、を使えばよいだけのことです。
②融資には、運転資金、というものがありますが、それは、バケツの水を干からびさせないようにするために必要不可欠な、外部資金です。運転資金は、約定返済によって減ってきたら、元通りの水量に戻すために、借り換えが必要ですが、これを使えば、黒字倒産しないのです。
企業というものは常に動いていて、水道の蛇口と排水口は常時、開放されています。静止画(決算日の一時点)のように、止まっているわけではありません。
②融資や③代表者借入が、日常的に、動画のように果たしている役割を根本的に理解していないことになります。
現役の銀行員も、銀行員OBでも、そのほとんどが上記のことを理解しておらず、企業を静止画(決算日の一時点)でとらえてしまい、誤解してしまっているのが現状です。
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