時価で不動産を売却した場合の利益を、含み益として銀行に認めさせられるか
含み益のある収益物件があり、時価で売却すれば儲かりそうです。
時価で売却したら得られる(見込みの)利益を、含み益として会社の資産に加えて、純資産が増えていると銀行に認めさせることはできますか? というご質問がありました。
時価で売却したら得られる(見込みの)利益を、含み益として会社の資産に加えて、純資産が増えていると銀行に認めさせることはできますか? というご質問がありました。
21位以下(休刊)にならないよう、忘れずにポチをお願いいたします。
これは、難しいと思います。銀行では、不動産を時価(実勢での売買価格)で売却した場合に得られる利益(時価ー帳簿価額)を、含み益とは見なさないからです。
銀行で、含み益がある、というのは、銀行の不動産担保評価額ー帳簿価額(決算書に記載されている土地や建物の価額)がプラスだった場合のことを意味します。
銀行の不動産担保評価額は、通常、時価(実勢での売買価格)よりもかなり低めの、渋い数値になっています(64〜80%くらい)。
(含み損とは、銀行の不動産担保評価額ー帳簿価額(決算書に記載されている土地や建物の価額)がマイナスだった場合のことです。)
(銀行の不動産担保評価額ー融資の残債、がマイナスの時は、担保不足、と言います。債務超過、と言う人がいますが、誤りです)