銀行の預金取引明細の表示期間が短いのはなぜか
銀行預金の取引明細の表示期間が短いのはどうしてですか?できれば、過去無限に広げてほしいのですが? 銀行の仕様はどうなっているのですか?というご質問がありました。
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このご質問にあたって、普通の銀行員は、自行のシステムの仕様について詳しいわけではないので答えることができませんが、わたし個人的にはシステムに詳しい方なので、あくまで私見ということになりますが、お答えしたいと思います。(いまだに、メールもまともに使えない銀行員は多いですからね)
まず、銀行取引についていうと、一つの預金口座でも大量なデータがあるように、単純に、情報量が膨大だから、ということがあるかと思います。基幹システムのバックアップにも時間がかかりますし容量も圧迫しますから、どんどんと、外部に吐き出す必要があります。
記帳をせずにほったらかしにしますと、取引明細の何十件分かが省略されて一行に表示されてしまい、腹が立った、という経験がある人も多いと思います。
銀行では、古い時代には、定期的にマイクロフィルムに移す、ということが行なわれていて、預金明細の照会や印刷を頼まれた場合、月ごとにマイクロフィルムを印刷して繋ぎ合わせる、ということを行なっていたことがあります。
(マイクロフィルムに出力した段階で、画像データになりますから、残念ながら、データとしての活用はできなくなります。)
(近年ですと、過渡的に、銀行によってはCDROMに画像バックアップ保存していた場合もあるかもしれません)
過去には、フィルム紛失の事件もありました。
最近の場合ですと、銀行によっては、基幹システムとは別に、取引明細の照会閲覧用として、強固なファイアウォールをもちインターネット経由でのアクセスも可能な、オープン系のシステムを開発していることがあります。
システムの記憶容量は年々、拡大しますから、データが累積されて、○○年○○月以降の取引明細であれば照会可能です、という形になるでしょう(システム間のデータ授受は、リアルタイムまたは一時間に一度、または一日に一度メンテナンス時間中でのCSV形式での移出、移入ということになります)。
最近では、上記のようなニュースが流れましたが、これらは、ウィルスやハッキング対策の観点から、基幹システムとは別に、照会・閲覧用のアプリとして、開発したものと思われますし、歓迎すべきことかと思います。
(銀行内では、マイクロフィルム〜●年●月まで、(CDROM〜○年○月まで)、照会閲覧用システム〜◎年◎月以降、みたいな運用をしてると思います)
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