新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

メガバンクは、中小企業や個人事業者に融資したくない

   メガバンクの支店で融資申し込みをしようとしたら、ビジネスローンセンターに電話してくれと言われました。窓口は、個人の資産運用などの相談窓口ばかりでした、というご感想がありました。

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   メガバンクは基本的に、大企業などの法人向け貸付を得意としています。中小企業や個人事業者向けの融資、というのは、金額が小さくて非効率貸出である(大して儲からないし、リスクも大きいからやりたくない)という認識を持っていて、窓口で受け付けたくないし、できれば融資をことわりたいというのが本音です。

     メガバンクの行員は、大企業向けに億単位の融資をして、大きなカネを動かして、日本経済を支えているんだ、というプライドと自負心を持って働いているのです。

半沢直樹、でも主人公が同様のことを言ってました。ドラマは、○○ほ銀行、が原型とされてます)

   メガバンクには、大企業を支えて、そこで働く社員に銀行口座を持ってもらい、預金をたくさん集めたい、という考えがあります。(メガバンク同士で、預金量を競っています。預金がある一定量を超えると、担当者から定期預金にしないか、などという小賢しい電話がかかってきますw)

   都市部の駅前一等地に店舗を構えて利便性を高めて、電車に乗って通勤している大企業の社員からの支持を集めているのです。

    また、富裕層と呼ばれる人たち向けには、個人の資産運用窓口を設けて、定期預金や投信などの金融商品を売りたい、とも考えています。イメージアップのため、証券会社のような雰囲気を持つ、個別窓口やブースを設ける店舗が増えています。

     表題のとおり、中小企業や個人事業者に対して真摯に向き合うつもりはなく、ビジネスローンセンターに電話してもらい、電話一本で融資を断ろう、という魂胆があるのです。(中小企業や個人事業者を、採算を合わせるために、高金利なビジネスローンで対応しちゃおう、という融資姿勢も問題視すべきです。)

     不動産賃貸業についていえば、メガバンクは、地主には積極的に融資しますが、サラリーマン大家などに対しては、事業規模にもよりますが、基本的には消極的です。

(関西系メガバンクは2000年代は積極的でしたが、近年は取り扱いを縮小しています)

 

   ですので、小規模な大家さんであれば、中小企業や個人事業者に積極的に支援してくれる、信金などに預金を預けるようにするとよいのかな、と思っています。

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