資金繰り表、は民間銀行員の自己満足ツール
税理士に対して、顧問先企業の資金繰り表作成を支援してあげてください、という銀行出身のコンサルタントがいましたが、いろいろな意味で、とんでもない見当違いです。
読み進める前に、クリックして応援をお願いします‼️
まずはじめに、こういうことをいうのは民間銀行の出身者に多いです。
①税理士の仕事というのを理解できてない、ことを露呈してます。税理士は、顧問先企業から、原則として一か月単位で、当月以前の日々の売上一覧や、領収書や請求書をもらって、仕訳して財務入力してるだけです。
そして何より、②ご自身が会計をしらないもしくは簿記の仕訳ができない、ことを晒しています。
資金繰り表に必要な情報、例えば、未来の売上、将来必要な経費などは、税理士から見れば、知ったことではありませんし、銀行融資のためにわざわざ、そんな不可解な仕事をしろ、と言われる理由もないのです。
資金繰り表というのは、向こう半年間くらいの資金収支を示す表ですが、税理士からみれば、何で俺に?、という不可解な話です。
表題のとおり、銀行員自身、そもそもが、税理士の仕事を理解できてないわけですから、そういうことになります。
民間銀行出身者に多い、という理由は、③担保主義に毒されているから、でもあります。
融資額に対する担保保全の過不足ばかりを気にしていて、当該企業の実態が見えていない、のです。
当該企業に融資が必要な理由、何でお金が足りなくなるのか、がよくわからないから、資金繰り表を見せてくれ、融資するにあたり証拠を示せ、ということなんでしょう。
実に明快な理由だと思っているでしょうが、そんなことは資金繰り表を作らなくとも、
年間の融資返済額−(税引後利益+減価償却費)を見れば、一年間に足りない資金がわかるわけですから、特に必要がないともいえます。
無能な上席者、本部の役席から、資金繰り表を作れ、と言われた融資担当者もさぞ、困ることでしょう。
当該企業の担当者からもらおうにも、資金繰り表の作り方がわからないですし、将来の売上や経費見込みなんて、わかるはずがありませんから、ナンセンスな話です。
結局は、融資担当者が鉛筆ナメナメして、適当に作成する、いうのが、融資現場の実務の実態です。
融資に当たって、こんな不毛な資料作成に無駄に時間を割いている民間銀行員たち、その力量たるや、推して知るべし、とも言えます。
いつも応援ありがとうございます。
クリックしてランキングを確認
していただけると励みになります。
健美家さんに、ご紹介いただきました。
自己資金9,000万円!現役金融マン・新築フロンさんが新築アパート投資を始めた理由【前編】|不動産投資の健美家
気付けば社長の年収越え。現役金融マンの新築フロンさんが新築アパート投資で一番大切にしていること【後編】|不動産投資の健美家