新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

銀行は、雨の日に傘を貸さない

    銀行は、一般的に、晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる、と聞いたのですが、本当でしょうか? というご質問がありました。
 

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   これは、事実です。傘を取り上げるかもしれませんし、傘を貸さない、かもしれません。
  
   銀行は、業種を問わず、経営内容や取引振りが良好な先に融資をしたい、と考えています。
 
   経営内容や取引振りが良好な先とは、①累積赤字が資本金を上回ってないこと(=債務超過でないこと)、②これまでの返済実績に問題がないこと、です。
 
    融資担当者が融資の案件を進める時には、稟議書を作ります。
 
    この際、上記の①か②のいずれかに懸念がありますと、何で追加融資をしないといけないのか?  ということが問題になってしまいます。
 
   つまり、回収するほうが良いわけで、わざわざ追加融資をする理由が、うまく説明できなくなるのです。
 
    もちろん、潰れてしまうと不良債権になりますので、①がだめでも②がよい場合には追加融資(つなぎ融資)をすることもありますが、支店や本部での審査が慎重になってしまうのは、止むをえないでしょう。
 
    従いまして、こういうことにならないよう、ほんの少しでも黒字決算となるように、いつも心がけることが重要です。
 

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