バックファイナンス?
銀行はバックファイナンスをやっているのですか?というご質問がありました。
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まずはじめに、銀行員は、バックファイナンスという言葉を知りません。
不動産業界で作り出された造語と思われます。
次に、バックファイナンスという言葉の意味を、質問者から聞いてみたところ、現金で不動産を先に買って、後から融資を受けるやり方とのことでした。
具体的には、現金買いした戸建について、修繕費の融資を受けるにあたり、戸建の購入費用を含めて融資を受けた、という事例を挙げてもらいました。
これは融資担当者が、少額の修繕費を無担保で融資するのはよろしくない、
かといって、抵当権をつけるには少額すぎるので、どうせなら、所有物件の担保評価の範囲内で融資して、融資金額をかさ上げしてみてはどうか、と個別に判断した結果と考えられます。
(単に、購入費用、という目的だと融資が通りにくいはずで、どの銀行でも、一般的に行われている話ではありません。公庫で過去に行われていた、という報告が複数ありますが、あくまで支店や担当者ベースでの個別裁量によるもので、一般的ではありません。)
(上記のような修繕費や、借り換えならば、主旨が通りやすくなります。)
なお、すでに不動産を持っている人に対して、それを担保にして融資をする、というのは、銀行としては普通の考え方ですので、バックしている、という意識はありません。
他業種ですと、会社の信用力がないときに、その信用力を補完するために、所有不動産を担保にいれてもらいます。
この場合、運転資金であれば5年、設備資金であれば10年を基本として、担保評価に対して8掛け程度の範囲で融資を行なっています。これに、信用保証協会の保証をつける場合もあります。
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