新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

バックファイナンス?

    銀行はバックファイナンスをやっているのですか?というご質問がありました。

 

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    まずはじめに、銀行員は、バックファイナンスという言葉を知りません。

   不動産業界で作り出された造語と思われます。

   

   次に、バックファイナンスという言葉の意味を、質問者から聞いてみたところ、現金で不動産を先に買って、後から融資を受けるやり方とのことでした。

 

    具体的には、現金買いした戸建について、修繕費の融資を受けるにあたり、戸建の購入費用を含めて融資を受けた、という事例を挙げてもらいました。

 

   これは融資担当者が、少額の修繕費を無担保で融資するのはよろしくない、

   かといって、抵当権をつけるには少額すぎるので、どうせなら、所有物件の担保評価の範囲内で融資して、融資金額をかさ上げしてみてはどうか、と個別に判断した結果と考えられます。

 

  (単に、購入費用、という目的だと融資が通りにくいはずで、どの銀行でも、一般的に行われている話ではありません。公庫で過去に行われていた、という報告が複数ありますが、あくまで支店や担当者ベースでの個別裁量によるもので、一般的ではありません。)

(上記のような修繕費や、借り換えならば、主旨が通りやすくなります

 

    なお、すでに不動産を持っている人に対して、それを担保にして融資をする、というのは、銀行としては普通の考え方ですので、バックしている、という意識はありません。

 

    他業種ですと、会社の信用力がないときに、その信用力を補完するために、所有不動産を担保にいれてもらいます。

   この場合、運転資金であれば5年、設備資金であれば10年を基本として、担保評価に対して8掛け程度の範囲で融資を行なっています。これに、信用保証協会の保証をつける場合もあります。

 

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