物件の短期転売はご法度
物件を安く買って高く売るのが一番、と知り合いに勧められて、半空の築古一棟物件を20年融資を受けて取得し、リノベーションして満室にしたのち、１年後に２倍の値段で売却しました。高い税金を差し引いても、たくさんの利益がとれました。
うまくいって黒字決算だったので、銀行からも評価されるだろうと思い、また良い物件を見つけたからと同じ銀行に案件相談したところ、断られました。どうしてでしょうか？ という質問を受けました。
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まずは、融資した銀行側の気持ちを理解する必要があるのかと思います。
20年の融資を受けたわけですから、まさか１年後に売却するとは当初想定がなかったはずです。
融資審査をする時に、銀行側もたくさんのコストをかけています。
途中で方針転換したと言っても、こればかりはさすがに通じません。
投機的手法であったと判断されても無理はなく、出入り禁止となってもいたしかたないかと思われます。
不動産は投資ではなく、経営です。投資または投機目的の場合は、基本的に融資しません。
最近、物件の短期転売で利益を得る、ということがちょっとしたブームになっていますが、やり方を間違えると、当該の銀行から二度と融資を受けられなくなることもありますので、ご注意いただきたく思います。
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