根抵当権だと信用が落ちる?
融資を受けるときに、金融機関から根抵当権にしてくれ、と言われました。根抵当権だと、他の銀行からの信用や評価が落ちると聞いたのですが、本当でしょうか、というご質問がありました。
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結論から言いますと、根抵当権だから悪いとか、他行からの信用や評価が落ちる、ということはありません。
根、という言葉に強い意味を感じる方も多いようですが、気にする必要はないかと思います。
短所とすれば、その土地建物の評価額があったとして、融資額と同額の根抵当権がついていた場合は、10年くらい経って、残債が減っていたとしても、他行から見ると
10年後の土地建物の評価額-根抵当権極度額
しか、担保余力が残っていない、と見られてしまうことです。
つまり、他行から見ると、価値はゼロです。
長所とすれば、一般的に、残債が減って担保余力ができたときに、その銀行から次の融資を引き出しやすくなる、ということです。
ただ、金利が低い銀行の場合は意味がありますが、金利がお高めな銀行の場合だと、次に融資を受けるつもりはないでしょうから、どうでもよく見えてきます。
抵当権の場合は、10年くらい経って、残債が減っていたとしたら、他行から見ると
10年後の土地建物の評価額-融資額(抵当権設定額)の10年後の残高(残債)
だけ、担保余力が生まれた、と見られます。しかし、他行から見て、それがものすごく魅力があるもの、と映るわけではありません。
不動産賃貸業の場合、フルローンを出して目一杯借りている人が多いため、根抵当権と抵当権の違いについては、そのくらいの微差でしかないわけです。
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