法人成りすると、銀行からの評価が上がるのか?
業種を問わず、一般的に事業規模が大きくなると法人成りした方がよい、と言われますが、銀行からの評価も上がりますか? というご質問がありました。
銀行から見て、個人事業者だから評価が低くて、法人だから評価が高くなる、ということはありません。
(法人成りしても、銀行の評価が変わるわけではない、というのは、例えば、財務内容が良くない個人事業者があったとして、法人成りしても、評価が上がるわけではない、ということです。小手先の技は、残念ながら、銀行には通用しません。)
ただし、銀行員は、個人の確定申告書よりも、法人の決算書の方が見慣れているので、そういう意味での、審査のやりやすさや内容の信頼性、というのはあるかな、と思います。
むしろ、一般的に言われるのは、税制面での利点のことかと思います。
ところが、サラリーマンの場合は、給与所得控除があり、一人あたり65万〜220万の控除が使えます。
法人の代表取締役に就任し、会社から給与をもらう、という形式をとりますと、給与所得控除が活用できますので、節税につながる、というわけです。
そのほかにも、個人に比べて経費をつけやすくなる、とか、個人の最高税率と比較すると、法人の方が税率が低い、などのメリットがあります。
税金の専門家ではないので、詳細は割愛いたします。
銀行から見ると、不動産経営者の場合は、個人と法人を併用している人が非常に多いかなと思っています。
(ちなみに、普通の銀行員は税金のことはよく知らないので、表題のような内容を話題にしても、興味を示さずスルーされてしまいますので、ご注意くださいww)
(他業界では、対外的な信用、という意味での、無形資産はあります。例えば、法人でないと入札できない、とか、仕事がとれないとか差別されている場合があります。
しかしながら、不動産経営者の場合はそういうものが何もありません。)
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