金融機関に対する見せ金とはどういうものか
金融機関に対する、見せ金の意味について、もう少し詳しく教えてください、という質問がありました。
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金融機関が、サラリーマン向けのアパートローン等の定型商品を持っていた場合には、関係会社の保証をつけるのが通常です。
関連会社がスピーディに審査するために、いくつかの客観的な最低要件、が設定されていることがあります。例えば、年収〇〇〇万以上、自己資金〇〇〇万以上、、、といった具合です。この時に、自己資金が足りてないと、審査の土俵にすら乗らないわけです。
自己資金〇〇〇万以上、といった場合には、そのお金を実際に、融資を受ける時に出してください、という意味ではなく、単にあるかどうかをただ、ちらりと見せればよいだけです。それを、見せ金、と呼んでいます。
不動産業者から送られてくる物件メールに書いてある、自己資金〇〇〇万以上、年収〇〇〇万以上、というのも、そういった意味です。
実際の審査には、他にも、たくさんのチェック項目があります。
審査が進んで融資が決まりそうな時には、自己資金をいくらか出せ、と条件をつけられることもありますが、それが嫌なら、拒んでも構いません。物別れに終わるかもしれませんし、銀行側から、違う条件を提示してくる場合もあります。
(関係会社の保証とは、〇〇銀保証、とか、〇〇ぎん信用保証、とか銀行の100パーセント出資の関係会社のことで、銀行からの出向者が多くを占めています。)
(関連会社が審査する時の客観的な最低要件は、ある日突然、変わることがあります。銀行によってもバラバラですし、独自に、勝手に決めていることですから、詳細な内容まではわかりません。
自己資金要件が厳格化されて、銀行によっては、見せ金ではだめで、本当に出せ、と言われることもあります。)