地主は、土地があるがゆえに農業もやらないといけない
地主は始めから土地を持っているから、建物の建築費用だけで、利回り(いわゆる、建物利回り)を考えられてうらやましいですね、という感想がありましたが、土地があるがゆえに、農業をやったり、雑草や雑木と戦ったりと、大変なこともあります。
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地主というと、一般的には、先祖代々から受け継がれた土地を持っている富裕層、というイメージがあります。
明治以降になって、現在のような土地の所有権の仕組みができました。
江戸時代までは、以下のような仕組みだったようです。
今では考えられないことですが、未開の土地を開拓した場合、開拓した人がその土地の所有権を取得できた、という時代があったとも聞いています。
地主は借入のない土地を持っていて担保力があるので、銀行融資は出やすいです。
地主にしか融資しない、と公言しているメガバンクもあります。
地主は土地を持っているからうらやましい、というのもわかりますが、広大な土地を持っているがゆえに相続税もかかりますから対策も必要です。
アパートにすれば相続税評価額が3、4割になるし、借入があればその分を相続税評価額と相殺できますから、いわゆる、大手ハウスメーカー製の御殿を建てる地主が多いです。建物利回りで7、8%で十分と考えています。
また、農業を営むのも、相続対策上は効果的です。農地相続の場合、実質的に無税とされているからです。
広大な土地があるがゆえに農業をやらなければいけない、というのは、好きでない人にとっては、苦痛でしかないでしょう。
(更地のままだと土地評価額が高くなりますし、雑草に占拠されてしまい大変です。何年も放置すれば雑木に成長し、ジャングル状態になってしまいますw)
地主になったら農業をやらないといけない、というのは、意外と知られてませんが、よくあることなのです。(都市部にある、●●農園というのは大概そうです)