キャッシュフローと実際との乖離
また、キャッシュフロー何百万と言っても、金融機関では、決算書にある税引き後利益の数値、すなわち、実態で評価しますので、そのような主張をしても、ほとんど通用しません。
不動産業界では、キャッシュフローというと金融機関への返済や、運営の経費や税金などを除いた、純粋な手取り、という意味で使われます。
確かに、手元に残る資金、ということでは、税引き後利益、に近い意味です。
しかし、キャッシュフロー何百万、と主張された数値と、実際の決算書の、税引き後利益、の数値とがあまりに乖離が多いため、言っていること自体が信用されないのです。
金融機関に対しては、収益返済能力(税引き後利益+減価償却費)という言葉を使うようにしていただきたいと思います。