担保主義の弊害
民間金融機関は担保主義と聞いてますが、それで融資先の経営内容がわかるのですか?というご意見がありました。
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非常に鋭いご意見だと思います。無担保で貸せない融資審査というのは、基本的にだめです。
担保や保証ばかり見ていると、目の前にいる経営者のことも、事業の内容も、よくわからないで、
担保や保証が満たされれば、相手が希望する金額通りに融資してしまう、というケースが多くなります。
どうしてこの資金が必要なのか、を銀行側が追求しなくなるのです。
運転資金の場合ですと、融資金額の精査が不十分となり、3、4カ月もすると、また、融資申し込みを受ける、という異常事態になりがちです。
要は、審査ができていない、ということです。これらは、担保主義の弊害、と言えるでしょう。
金融庁は、民間金融機関に対して、事業の将来性や成長性を評価して企業に融資することを要求していますが、そんな目利き能力があるはずもなく、担保や保証に頼って融資している現実があります。
これらがもたらすてん末は、4.5のような不良債権の山であったり、
運転資金であれば、融資先から定期的に資金繰り表をもらえ、といった、愚行を繰り返すようになります。
日頃から、資金繰り表を要求してくるような銀行というのは、要注意です。