物件は管理を買え
不動産の物件を買うとき、どんな点に注意すべきですか？というご質問がありました。これに対しては、物件は管理を買え、とお答えします。
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不動産の物件は、オーナーのメンテナンス意識の差によって、同じ年式でも管理状態が違います。管理がよいものは、いつまでも綺麗で耐用年数を超えてもしっかり稼働します。
一方で、ノーメンテで管理状態が悪く、入居づけがよくないものを売り出しながら、新築並みに高い値段をつけようとする売主もいますから、気をつけなければなりません。
リフォームでこの位かかりそうだ、という目安がないと痛い目に遭います。
外壁のクラックや傾き、白蟻、雨漏りなど構造にかかわる場合は重大ですので、経験があって自分で何とかやれそうだという人以外は、見送る方がよいです。
区分マンションなどで管理組合がある場合は修繕積立金が十分にあるか、共用部分はきれいか、戸数が多いか（多い方がいい）を確認します。
同じ金額の物件があって、利回りが高いけれど管理状態が悪い物件と、利回りが低いけれど管理状態がよい物件があるならば、初心者は後者を選んだ方が無難です。
なお、銀行員は、不動産経営に関しては初心者ですので、上記のようなことは何もわからずに、物件を評価しています。
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