新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

都会にある街中の小さな家電屋さんは生き残れるのか

 都会の街中にある小さな家電屋さん、昭和レトロ風で店も狭く、入りにくい雰囲気です。展示されてる商品も少ないし、こんなのでやっていけるんでしょうか?というご質問がありました。

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 結論からいうと、決算の内容もよく、十分にやっていけるかと思っています。
 地デジアンテナの工事やエアコンの工事などで、かなりの収益を上げてますし、高齢者が増えて、きめ細やかな日常トラブル対応、電気工事などで着実に儲けている、という印象を持っています。
 銀行融資も、運転資金などの申し込みがあれば対応しやすいです。
 
 昭和の時代、高度成長期頃にかけては、表題のような街中の小さな家電屋さんは全盛期で、よく儲かりました。商店街の中に店を構えて、大手家電メーカーの系列店として看板を掲げ、白物家電からテレビ、オーディオ、ビデオデッキなどを販売して支持を得たのです。

 ところが昭和も終わり頃になると、家電量販店が台頭し、さまざまな家電メーカーの商品を揃え、安くて品揃えも豊富だということで支持を集めるようになりました。一方で、街中の小さな家電屋さんは急速に衰え、閉店が相次ぎました。家電メーカーの系列網が解消され、その煽りで、たくさん潰れていったように思います。

 それでも昔から商売をしていて、お店の土地と建物を持っていて家賃支払いがないという場合は、何とか生きながらえることができました。

 時代が平成となり、2000年代になって地デジが普及するころになると、街中の小さな家電屋さんにアンテナ取り付けの依頼が殺到するようになりました。

 地デジアンテナ設置や、夏の暑い時期のエアコン工事のニーズは強く、
 街の家電屋さん同士、電気工事士の資格を持った者同士で横のつながりを持ち、現場工事を互いに協力しあうことで、補完しあったのです。
 (現場作業が早く終わったときは、作業が終わってない現場があれば、応援にかけつけてくれます。)

 もちろんですが、商品小売りは相変わらずだめです。時代の変化に対応できた、都会の街の小さな家電屋さんだけが、しっかりと生き残れているのです。

(人口減少している地方の小さな家電屋さんだと、やはりだめかと思います。)
 
(電気工事は、電気工事士の資格が必要です。エアコン取り付けは資格がなくてもできますが、大家さんのDIYの範疇を超えているので、おすすめできません。)
 

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