新築プレミア家賃は、存在しない
新築だから、って、プレミア家賃設定しても埋まる、って思ってる大家さん、めちゃ多いですけど、新築やった人ならわかりますが、埋まりません。
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新築プレミア、という言葉は、大家さんであれば、一度は聞いたことがあるかと思います。
不動産賃貸の場合、駅によって家賃相場がありますから、例えば、平均家賃が6万円のエリアがあったとして、そこに新築を建てたからと、プレミア家賃で8万円で募集を開始したとしても、閑古鳥が鳴いて、物件問い合わせはゼロ、になると思います。
もちろん、デザイナーズにして見栄えよくしたら可能かもしれませんが、もし何週間かして問い合わせがないならば、募集家賃を下げる必要があるかと思います。
借りる側というのは、あらかじめ家賃に対して予算を決めています。不動産仲介業者の営業マンが、新築だからオススメといって、8万円の物件を見せたとしても、予算が6万円であれば、難しいでしょう。最終的に借りるかどうかを決めるのは、借りる側ですから、ADをいくら積んだところで、ダメなものはダメです。
借りる側は予算6万円で、できればきれいな新築や築浅がいいな、と考えているだけで、新築だからといって、プレミア家賃通りに借りてくれるわけではないのです。
(新築プレミア家賃、というのは、新築をやったことがない大家さんの独りよがりな、妄想でしかありません)
また、借りる側は、この物件を借りた場合にどうやって住もうか、という生活イメージを持って物件を見にきています。
よく新築を建てている大家さんで、建築途中で申し込みが入った、と喜んでいる人がいますが、これも大いなる勘違いで、
借りる側は、実際に完成して自分が住む部屋を内見するまでは、契約書にサインしません。建築途中で申し込みが入ったとしても(部屋を見てみたいという問い合わせ、なだけですw)、資材の散らかった建築現場を見ても生活イメージがわかないので、高い確率でキャンセルになります(キャンセルになっても、その事実を言わないから、余計に誤解を与えます)。
大家さんを長くやっている人ほど、借りる側の気持ちが分からなくなる傾向があるので、注意が必要です。
借りる側の気持ちを知りたければ、自分がまず、借りてみるとよい、と思っています。
以上、長々とかき連ねましたが、もちろんですが、銀行員は、上記のような内容をまったく知りません。
新築を建てても何か月も埋まらない大家がいる、というので、理由はなんだろうという話を銀行から持ちかけられた、というお話が、メガ大家さんにあったそうなので話題にしてみました。
銀行員は、不動産賃貸について無知で初心者レベルですから、言わずもがな、というところでしょうw
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