建設業界で行われている、手形という悪しき慣習
建設業界の仕組みを教えてください、建設業界では、手形が流通しているって本当ですか?というご質問がありました。
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建設業界は大手ゼネコンや大手ハウスメーカーを筆頭に、全国各地の中小の建設業者や電気、水道、ガスなどの関連業者、住宅や外構などの設備メーカー、基礎工事や木工事や軽鉄工事、内装、塗装、左官、足場、解体、清掃、リフォームなどの無数の各種専門業者によって、重層的に成り立っています。
元請け業者があったとしたら、子や孫、曽孫、、という形で受発注関係があり、それぞれが相互依存し、事業者間で連係しています。
受発注の依存関係があれば、発注元には逆らえませんから、取引条件も指定されがちです。例えば、末締めの翌月末払い、代金○○万円以下は現金、それ以上の部分は手形、というように、支払いがジャンプされたりします。
手形のサイトは3か月以内とするのが基本ですが、大手ゼネコンでも6か月先だったりという例があります。
こうなると、売り上げが6〜8か月先に入ってきて、仕入れや人件費支払いができず資金繰りが圧迫されますから、手形が裏書き譲渡されて流通したり、銀行で割引いてもらったりします。
(割引手形、といい、融資の一形態です。発行する事業者(振出人)の信用力が重要となり、銀行間でも照会が行われています。建設業界の企業間取引ではいまなお、手形が流通しています。B to C であれば、現金振り込みのみなので、手形はありません。)
残念ながら、取引先が倒産して、何百万もの売り上げ代金の回収ができなくなる、ということは、よくあります。
建設業界は、連鎖倒産が起こりやすく、リスクも大きい業界とも言えます。
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