新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

プロパー融資など事業性融資の審査手法

   公庫の普通貸付や民間金融機関のプロパー融資など、事業性融資の審査手法を教えてくださいというご質問がありました。

読み進める前に、クリックして応援をお願いします‼️

 


不動産ランキング 

 
   地銀の個人向けアパートローンとは異なり、
 
 プロパー融資では、法人としての収益返済能力(減価償却費+税引後利益)があるか、という点を最も、重視します。
 
    法人の決算でしっかりと黒字となることが大切で、減価償却で赤字、というのは好ましくありません。
 
   プロパー融資では、財務内容や格付けが重視され、返済比率などはさほど意識しないですし、
 
   代表者個人に対して給与を支払ってもなお、直近の2、3年の決算で黒字を確保できていれば良い、ということになります。
 
   収益返済能力については、債務償還年数との兼ね合いで、減価償却期間内あるいは融資期間内、あるいは、不動産融資の場合は最大でも30年以内で完済できるようでないとだめです。
 
    不動産担保については、担保割れの状態だと、自己資金や資産背景がないと、次の融資は期待できなくなります。
 
  また、プロパー融資では、経営者の人柄や態度など定性面の評価が重視され、
 
   同じ案件でも、申込者の事業経験や返済実績によって可否が違いますし、総合的な判断により、決裁が行われます。
 

いつも応援ありがとうございます。 


不動産ランキング

クリックしてランキングを確認

していただけると励みになります。