減価償却をやりすぎて赤字はどう評価されるか
今年度は、減価償却をやりすぎたために、赤字決算となりました。手元にはキャッシュが多く残りましたが、これはよいことでしょうか? というご質問がありました。
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基本的には、資本金を損失、つまり外部流出という形で一部を失いましたので、財務内容は前年度よりも悪くなった、と評価されてしまいます。
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減価償却費は、借入金の元本返済の原資、となります。
手元にキャッシュが残った、ということは、年間の元本返済額よりも多く、減価償却を行なった結果、と考えられます。
つまり、貸借対照表の左側である、建物や構築物などの固定資産を減価して、借入金の元本返済に充当し、さらに残った分を、現預金というキャッシュで多く保有した、というだけのことです。
一方で、貸借対照表の右側はというと、確かに、借入金の元本返済が進みましたが、赤字決算によって損失が発生して、資本金の一部が外部流出してしまいました。
以上を踏まえますと、結果としては、前年度よりも悪くなった、と評価されることになります。
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