融資審査での決算書の見方
金融機関の担当者は、一般的に、融資を受けたいと窓口にきた相談者から、決算書を受け取った時に、どのような箇所をまず、確認しますか? というご質問がありました。
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金融機関の担当者は、業種を問わず、決算書を見た時に、貸借対照表の右下の自己資本(純資産の部)を確認します。
まず、①資本金がいくらで、過去の利益の蓄積がいくらあるのか、何期目の決算で、平均すると毎年、どれだけ利益を上げてきたのか、を把握します。
これで、会社の基礎体力がわかります。
次に、②役員報酬はどのくらいとっているのかを見ます。
多ければ会社として余力あるし、少なければ、大したことない、とわかります。ゼロの場合には、理由を確認します。
さらに、③借入金の中に代表者借入はどのくらい含まれているか、を見ます。
多い方が良くて、これまで、会社をどのくらい必死に守ろうとしてきたか、がすぐに読めます。
最後に、④毎月の売上がいくらあって、毎月どのくらい元本返済していて、残債がどのくらいあるのか、を口頭でヒアリングします。
すぐに答えられなければ、大概、だめです。これで、経営者の、財務への理解力を見ます。
ヒアリングしながら、念のため、⑤減価償却費をどのくらい計上しているか、もチェックしておきます。これで、収益返済能力を把握します。
この時点で、融資できるどうかが、8〜9割方、確実に見えてきます。
全くだめな場合には、話しだけ聞いて、それで、終わり、となります。
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