新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

借入の種類と資金使途

   金融機関からの借入の種類と、金融機関に対して資金使途(使いみち)を説明するときのやり方を教えてください、という質問をいただきました。

 

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  金融機関からの借入の種類としては、一般的に、証書貸付、手形貸付、当座貸越、預担、手形割引、支払承諾、、などがあります。

  不動産賃貸業の場合には、証書貸付、手形貸付、当座貸越、預担の利用が考えられます。

 ①証書貸付
     主に長期の借入、約定返済の場合
     に利用します。
     資金使途→
     物件購入(プロパー融資)(ローン)

     共用部塗装、屋上防水、屋根補修、
     外壁階段塗装、雨漏り
     機器交換などの大規模修繕
     購入時のリフォーム
      (信用保証協会付き融資)(公庫)

  ②手形貸付
      主に短期の借入、一括返済の場合
      に利用します。
     資金使途→
      新築建物の頭金、中間金の一時立替
   (プロパー融資)

③当座貸越
      主に短期の借入、随時返済の場合に    
     利用します。
      極度枠を設定し、その範囲内で随時     
      借入、随時返済できます。
     資金使途→
     売買時の固都税の清算、仲介手数料、       
     登記費用、火災保険料
     退去時のリフォーム、簡易な修繕、
     突発的な機器故障
   (都道府県の信用保証協会付き融資)
   (プロパー融資)

④預金担保貸付(預担)
      主に長期の借入、随時または一括返済
      の場合に利用します。定期預金を担保に、
      80〜100パーセントの範囲内で融資   
     を受けます。満期時に同額で更新、継続
     できます。
     資金使途→
     取得税の支払い
   (プロパー融資)

  ③については、都道府県の信用保証協会付き融資に極度手形貸付というのがあるので、それで対応する場合もあります。

  金融機関の担当者は、一般的に、不動産賃貸業について、詳しく知りませんので、資金使途をよく説明し、過去1、2年の実績表を作って、それが必要不可欠な資金であることを上手に訴えることが、成功の鍵となります。

 

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